WORKS

導入事例

東京ドームさま

2022/07/04

株式会社東京ドーム様 青木 知子さま

東京ドーム × ロゴ:コミューン

悩んでいた私の毎日を
このcomuoonが
劇的に変えてくれたんです。

企業全体のホスピタリティ向上を目指す東京ドームグループさま。
全社員を対象にした安全やサービス向上のための講習会でもcomuoonを使用し聴覚障害への関心や理解の促進に取り組む事例をご紹介します。

株式会社東京ドーム

青木 知子さま

株式会社東京ドーム(アミューズメント部)教育・安全グループ所属。スタッフの教育や来園者対応、庶務業務などに従事しながら、社内で手話の講習会を行い、難聴に関する社員の知識やスキル向上に大きく貢献している。

導入場所 会議
導入機器 comuoon SE

導入前

話している内容がわからない。

会議中、話す方の口の動き、筆談、補聴器に頼っていても、話している内容がわからない。

普通の会話がしたいだけなのに、相手の声を聴き取れずもどかしい。

障害者差別法の施行により、難聴を含む障害全般に対し配慮や知識を高め、障害のある来園者の方々に、もっと楽しんでいく方法を見つけたい。

導入後

聴きとれる喜びを心から感じることが
できる。

会議の内容をほぼ理解できるようになり、リラックスした状態で会議に臨めるようになった。

声のトーンから相手の感情が分かりやすく伝わるようになった。

会議中、聞き違いによる会話のズレがほとんどなくなった。

聴覚障害への関心や理解の促進につなげることができた。

Q.comuoonを知ったきっかけを教えて
ください。

私は幼少の頃から左耳が聴こえず、すべての音を右の耳で拾っていました。片耳さえ聴こえれば、日常会話は問題なくできていたのですが、数年前から頼みの綱であった右耳の聴力が徐々に低下。いつの間にか、あたり前にできていた会話も困難になってしまったんです。

そんなとき、たまたまテレビ番組「夢の扉+」で、comuoonの存在を知りました。「難聴者のために、健聴者が使う機器」という画期的な製品に、ものすごく大きな衝撃を受けましたね。その番組の中で、難聴のおばあちゃんがcomuoonを使って久しぶりにお孫さんと会話をするシーンがあり、心から感動しました。

その方も、普通の会話がしたいだけなのに、相手の声を聴き取れないというもどかしさを感じていて、その気持ちが痛いほどわかりました。だから、その番組をきっかけにcomuoonにものすごく興味を持ったんです。ただ、その段階では自分の職場にcomuoonを導入したいというより、純粋に「私も使ってみたい!」という気持ちでしたね。以来、私にとってcomuoonは憧れだったんです。

Q.職場にcomuoonを導入するに
至った経緯は?

株式会社東京ドーム様

あるとき、当時通っていた手話教室の先生に、国際福祉機器展(世界各地の福祉機器が一同に集まる国際展示会)を勧めていただきました。早速、その展示会について調べたところ、偶然にも憧れのcomuoonが出展されることを知り、迷わず行くことを決めました。

しかし、開催日がいずれも平日でしたので、職場の上司に休暇を申請したんです。すると「私たちも障害のある来園者の方々に、もっと楽しんでいただく方法を見つけていかなければいけない。仕事の一環として、一緒に見学に行きましょう」と言ってくださって。その言葉にびっくりしたのですが、うれしかったですね。

実際に会場でcomuoonに対面したときはもう大感激。以前からcomuoonを通して音楽を聴きたいと思っていたので、ユニバーサル・サウンドデザインのスタッフの方に音楽をかけてもらいました。すると音質が全然違うんです。補聴器のように、歌詞とメロディが混ざることもなく、それぞれがはっきりと聴き取れたんです。「ああ、この曲ってこんな歌詞だったんだ」って。
それをきっかけに、本体を1週間レンタルしました。社内でもcomuoonの評判は良く、みなさんに打ち合わせや会議などで有用なツールであると実感していただけました。人事部内の障害者雇用部門の方からも「会社として必要なものはぜひ買いましょう!」と快諾いただき、正式に導入が決まったんです。

Q.comuoonを導入されて変わったことは?

comuoonは主に、会議や朝礼の場で使っています。いままでの打ち合わせでは、話す方の口の動きを観察したり、筆談をしてもらったり、文字変換対応の機械や補聴器に頼っていました。しかし、それでも皆さんが話している内容がわからず、いつしか「私はこの会議に参加していて良いのだろうか?」と考えることも増えていたんです。しかし、comuoonが職場に来てからは、その状況が一変。会議の内容をほぼ理解できるようになったんです。

いまでは、リラックスした状態で会議に臨めるようになりました。声のトーンから相手の感情もわかりやすく伝わってきますし、何より聴き取れることの喜びを心から感じています。今後は来園されたお客さまへのご対応など、もっと幅広いシーンでcomuoonを使っていきたいですね。

共に働く同僚の声

青木はもちろんのこと、私たち社員もcomuoonの効果を強く実感しています。以前よりも、青木の意見や想いを引き出すことができるようになり、聴き違いによる会話のズレもほとんどなくなりました。また弊社では、グループの全社員を対象に安全やサービス向上に関するさまざまな講習会を行っているのですが、その際にcomuoonを使用することで、聴覚障害への関心や理解の促進にも繋げています。

昨年から障害者差別解消法が施行されましたが、私たちは難聴を含む障害全般に対しての配慮や知識をさらに高めていかなければなりません。だからこそ、comuoonをひとつのきっかけに、弊社・東京ドームグループ全体のホスピタリティ向上を目指していきます。

※取材内容は2017年1月時点のものです。

導入事例で使用している製品

comuoon SE

comuoon SE

卓上に置くマイクに向かって話しかけるタイプのコミューンです。

comuoon SE