ドコモショップさま
2022/06/30
ドコモショップ ×
comuoonユーザー
そして代理店として
「聴こえるのがあたりまえの社会」
づくりを支える
設立以来半世紀を越え、自動車電装機器分野で高度な技術力ときめ細かなサービスを提供してこられた、株式会社宮崎電機工業さま。1990年代には通信事業、2003年からは宝くじ事業も手がけ、地域に根差した堅実な事業推進力で定評ある企業です。
昨年comuoonを導入し、今年からは代理店としてもcomuoonの展開を支えてくださっています。
株式会社宮崎電機工業
通信事業部 部長
渡邊 大介さま
通信事業部 営業課長
上野 雄大さま
導入シーン | ドコモショップのスマホ教室・ カウンター、宝くじ売り場 |
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導入機器 | comuoon SE、comuoon mobile、comuoon mobile lite |
導入期間 | 2019年9月から |
導入前
お客さまとのやりとりがスムーズに
進まない。
ドコモショップのお客さまに対して、より高付加価値なサービスを模索する中で、comuoonの情報をキャッチした。
スマホ教室やカウンター業務の際に、中高年層のお客さまとのやりとりがスムーズに進まないという課題が顕在化していた。
comuoonの開発ストーリーに共感し、すぐに導入を決定した。
導入後
コミュニケーションがとてもスムーズに
なった。
カウンターやスマホ教室でのお客さまとのやりとりが目に見えて改善し、コミュニケーションがとてもスムーズになった。
コロナ対策を目的とした、長崎県独自の補助事業を利用してcomuoonを増設。宝くじ売り場にも設置して「聴こえ」の環境を改善した。
「聴こえ」の環境整備を広く進めるため、ユーザーとしてだけではなく、代理店としてもcomuoonと関わることを決意。
comuoonで気づいた、ユニバーサル社会への
課題
2019年9月からcomuoonをお使いいただいています
渡邊: 初めてcomuoonを手にした時は、エビデンス(科学的根拠)もそろっているし見た目もかわいく、工業デザインとしても優れた製品という印象でした。すぐにトライアルを開始して、スマホ教室ではまず「インストラクターの声を聴こえやすくするスピーカーです」と説明してから始めるようにしました。中には、補聴器をはずして「すごい、聴き取りやすい!」と、聴こえやすさに驚かれるお客さまもいらっしゃいました。
上野: 何より使い方が簡単で、導入にあたって操作性に関する心配はまったくなかったです。
インストラクターは1時間のスマホ教室の間ずっとしゃべりっぱなしですが、comuoonを使うと説明をくり返す必要がないので疲れないと喜んでいます。今ではすっかり無くてはならない必携ツールになりました。
使ってみて、何か感じるところはおありですか
渡邊: 聴こえやすさに驚くお客さまの反応を見て、それまで無意識とはいえ、「聴こえ」に対する配慮が足りなかったことに気づかされました。
また自分たちが気づいていないだけで、世の中には聴こえにくさに悩む人がたくさんいるのだろうなと想像しました。
弊社店舗でも、障がい者用トイレの設置や90cm幅の通路確保、手話サポートなど、ユニバーサルな環境整備への取り組みを進めてきましたが、目の前の、中程度以下の聴こえにくさに悩むお客さまへのアプローチは足りていなかった。今後さらに高齢化社会が進む中で「聴こえ」に対する環境整備は、社会全体で真剣に取り組まなければならない課題だと痛感しました。
上野: 現在、新型コロナ感染予防のためマスク着用やアクリルパネルの設置が常態化し、ますます聴こえにくい環境になっています。
マスクやゴーグル、フェイスシールド越しの声は本当に聴きとりにくい。聞き返すのが面倒になり、さまざまなシーンで聴こえたふりをして済ませている人も増えているのではないでしょうか。
幸い私たちはcomuoonのおかげでこの悩みから解放されました。コロナの状況下で「聴こえやすさ」を確保できるのは、とても大きなメリットです。
「社会を変える」視点から、代理店としての
参加を決意
ユーザーとしてだけでなく、代理店としても
ご協力くださり感謝しています
渡邊: やはりcomuoonの導入でお客さまの笑顔が増え、スタッフが生き生きと働く様子を目の当たりにしたのが大きかったです。
弊社は30年近く前、地元でいち早く携帯電話事業に参入しました。〝社会が変わる〟という通信業界の大変革を予見した先代社長の英断です。そして三代目の現社長は〝社会を変える〟という視点から、comuoonとともに「聴こえるのがあたりまえの社会」づくりに参加しようと決断しました。
上野: スマホは来店されたお客さまに「こういう使い方ができます」と多くの機能をアピールする営業スタイルです。ニーズを聴きながらさまざまな提案をしますが、なかなかお客さまに響かない時もあります。最終的には、どのキャリアが得かという価格競争にもなりがちです。
しかしcomuoonは「聴こえやすくなる」という訴求ポイントが明快で、競合製品も見当たらない。私たちはcomuoonを必要とする人をどれだけたくさん探し出せるか、という点に集中して営業ができます。
渡邊: まずはニーズが顕在化している介護施設などに1カ所でも多く設置してもらい、それを見た方の「何コレ?私も欲しい」という関心の輪を広げます。
comuoonには「お客さまがお客さまをつくる」という特長があり、現在トライアル中のある市役所でも、カウンターでcomuoonを見かけた児童福祉施設の事業者さんから、さっそく問い合わせがあったそうです。
comuoon自体に、人の興味をひきつける宣伝効果があるように感じます。
こうして着実に「聴こえるのがあたりまえの社会」が広がっていく。それが、私たちの描くビジョンです。
コロナ対策の補助事業を活用されたと
うかがいました
渡邊: 新型コロナ対策として、長崎県独自の「地域産業再起支援(非接触サービス対応普及支援)」という補助事業があり、これを活用してcomuoonを追加購入しました。
現在は、店舗のカウンターとスマホ教室、それから通行量の多い道路に面した宝くじ売り場でも使っています。
補助事業で導入したとしても、コロナ騒動が落ち着いた後もコミュニケーション支援ツールとしてずっと活用できる点は、他の製品にはない魅力かもしれません。
上野: comuoonは周辺機器との親和性が高く、さまざまなシーンで活用しやすい点が魅力です。スマホやタブレットに接続すれば、遠隔で家族のコミュニケーションをサポートできます。
コロナ対策で面会制限が続く介護施設や病院でも、comuoonを使えば直接会えなくても話ができます。一人暮らしの高齢者の方はストレスなくテレビが楽しめます。
渡邊: ある日、スタッフから「耳が遠い父に試してみたいのでcomuoonを貸してほしい」と相談され、心よく貸し出したところ、comuoonを通して「お父さん、聴こえる?」と呼びかける声にお父さまが大きくうなずきながら「聴こえるよ」と答える動画を撮ってきてくれました。それを見て、聴こえることで家族みんなが笑顔になる姿に胸が熱くなりました。
comuoonは聴こえやすくなるという物理的メリットだけではなく、家族の笑顔を増やし、暮らしに喜びをもたらす。素晴らしいツールだと感じ入りました。
これからcomuoonが御社の事業に
どう貢献できるのか楽しみです
渡邊: スマホも宝くじも、今では店舗に出向かなくてもWEBで簡単に買える時代です。つまりリアル店舗の存在価値が大きく問われている。目的をもって来店してくださるお客さまをどれだけ増やせるか、来店してくださるお客さまにどれだけ価値を提供できるかがカギです。お客さまの期待値も年々高くなり、もともとの来店目的以上の提案やホスピタリティを求められる方が増えています。
リアル店舗ならではの価値を高める上で、質の高いコミュニケーションは欠かせません。スタッフのスキルアップと同時に「聴こえ」の環境整備は不可欠。そうして築いたお客さまとのきずなが信頼の基盤になっていきます。
この街でドコモショップを開いて四半世紀が過ぎ、日々の業務で信頼に応えながら地元のイベントや祭りに参加するなど、地道な努力で〝ドコモさん〟ではなく〝渡邊君〟と呼んでくださるお客さまを増やしてきました。
もはや「聴こえる店」は弊社にとってはあたりまえ。その延長線上に「聴こえやすい街」「聴こえるのがあたりまえの社会」があるはずです。
弊社が代理店になる意味は、そこにあると考えています。
※取材内容は2020年8月時点のものです。
担当リスニングアドバイザーのコメント
最初はスマホ教室での導入から始まったお付き合い。comuoonの利用による効果の実感から、一人でも多くの人に知って頂きたい、「聴こえるのがあたりまえの社会」つくりに参加したいという圧倒的な熱量を示して頂けたのは、リスニングアドバイザーとして大変うれしいことでした!
率直なユーザーとしての目線もお持ちなので、体験談のお話であったり、親身な相談相手としてもアドバイスを提供して頂いております。今後も共に聴こえのバリアフリーに向けて歩んでいきたいです。